類はともを呼ぶ

っていうけれども、僕にはよくわからない。最近は。

昔は、自分が好きになる人はどこか自分に似てるんじゃないかって思ってた。

もっと昔は、自分と正反対だろうなんて考えてた。


でも最近は違う。


始めは、自分の事が嫌いだから、自分に似た趣味趣向の人間は好きになれないと思い込んでた。

だけど、時が経って振り返る立場になってみると、同じ物に感動して同じような思いを持ってたから惹かれあったんだと思いはじめた。


とは言っても、人は誰でも、自分以外は他人なわけで。
同じ人なんていないんだから、厳密には相手を好いていようが嫌っていようが自分とは別物なはずだ。

どことなく似てる気がするって相手でも、
ある所では同じように感動して、またある所では全く別々の感情を抱く事だってある。


じゃあ結局、僕は何なんだろう?何ものなんだろうって思ってしまう。

何とも言えない孤独感や孤立感を感じずには居られなくなってしまう。

やっぱり類はともを呼ぶなんて嘘っぱちなんじゃないかと自棄になってしまう。

淋しくて、淋しくて、淋しくて

どうしようもなく淋しくなってしまうんだ。

だからそんな時は仲間を探す。

似たような感覚に陥ってしまった人を探して、寄り固まって、淋しさを紛らわせようとする。

気付くと僕の周りはどこか何となく似たような人が集まっている。

そこで僕はこう思うんだ。


「ああ、類はともを呼んだなあ」