『人が想像し得る事に

実現出来ない事は無い』




現実が想像を創り

想像が現実を作る



想像は創造に似ている。













僕は今、意識だとか心だとか、そういったものに大きな興味を抱いています。
しかし同時に、それらの曖昧な姿に感じる疑いの念もまた膨らむ一方なのです。

意識や心などと言うものは、所詮は情報の入力と出力にすぎず、まるで自分が考えているかのようにしている言動も所謂ひとつの反応でしかないということはごく単純に考えられることではないでしょうか。



さて、想像というのは記憶と記憶の関連付けであり、記憶無くしては有り得ません。
となると完全なるオリジナルというのは有り得ない事になるのではないでしょうか。
他者の製作物を用いて作り出される物のオリジナリティーとは果たしてどういうことか、
自分の考えだと言い張るそれに、果たして他者の言葉も含まれていないと言い張れるのか、

こう考えてみると独創と謳うそれは、全くの継ぎ接ぎでしかないのではなかろうか。

なんとも独創というのは心許無い。
まるで人の心のような姿をしている。