Sincerely for...

このお話は事実を元にしたフィクションです。 期待は小さく、思い出は大きく。

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かんばせいしょん・ぽえじー


「すきだよ」
「そう。誰が?」
「きみのことが」
「ふうん。なぜ?」
「さて、なんでだろうね」
「あらそう? 残念だわ」
「ざんねん、っていうのは……」
「答えられたら付き合ってあげる」

「ふうん。なぜ?」
「こころにりゆうなんていらないさ」
「それで、どうしたいの?」
「そうだね、つきあおうか」
「それで?」
「それ、で?」
「付き合ってどうするの?」
「どう、したいのかなあ……」
「惜しいわね。でも残念だわ」

「それで?」
「それで、ねえ……」
「付き合ってどうするの?」
「たのしいことは、いっしょにかんがえていけるよ」
「ま、ナシではないわね」
「じゃあ、つきあおうよ」
「あなたは私が欲しくて付き合うのね、じゃあ私はあなたから何を得られるのかしら?」

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続きはたぶんまた今度書く。




 文字を書けば書くほどに、空白は埋まっていってしまう。どうやってなにもないこの場所を書き記せば良いのか、僕にはわからないのです。
 無いものを際立たせようと、周りを有るもので囲おうとも、無いことそれ自体を書こうとも、どんどん口うるさくなってしまう。
 完全に知っているものしか書けないということはない。そもそも完全に知っているものなどはない。けれど、僕は空白についてあまりにも知らない。空白と空白でないものの際について、あまりにも知らない。
 みんなが知っているものにこそ、多くの言葉は要らない。自分だけが知っているものは、自分だけの中にこっそりと仕舞いこんでおきたい。想像はつくがまったく知りえないもの、それこそが怖ろしい。怖ろしいものから逃れるように、僕は
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