Sincerely for...

このお話は事実を元にしたフィクションです。 期待は小さく、思い出は大きく。

タグ:小説

あんかけちゃーはん。

こんなかんじの。



まっぷ.jpg思い付いても書かないんだろうなぁ。

というかそろそろ忘れつつあります。





【こくち】
 漫画・アニメ『日常』が好きすぎて、おかしな文章書きました。
 よければ読んでください。
 感想なんかもらえたら泣いて喜びます。
 『日常』知らない人・嫌いな人にはゴメンナサイして。


「はかせとなののじょーじょーゆーじょー」

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読書感想雑記


面白くない本を読む、と言う作業は非常に苦痛です。
それが教科書や学術書などの所謂“タメになる本”というのであればそこには苦痛の先に大きな知識が待っているはずです。そしてその僅かな希望にかけて私は「つまらんつまらん」と言いながらも本を読むのです。
しかしそれが小説・創作の世界ではどうなのでしょうか?
身に着くものなどは殆どありません。創作物に求められるのは面白さと意欲です。
面白くないとは、創作物に求めるものがない、あるいは求めても返答がないということです。意欲は読後に現われるものです。面白くないとはっきりした時点でさらに意欲の増進効果を期待したところで結果は既にわかりきったものです。


生活の知恵じゃなく、テストに向うべき学力でもなく、面白さと意欲を与えるのが小説等創作物としての本なのです。
読者の裏をかく面白さ。見事に痒い所に手の届く面白さ。リズミカルにスピーディーに展開し畳み掛ける面白さ。綿密な設定とそれを見事に乗りこなし使いこなす面白さ。分かり易さの面白さ、分かり難さの面白さ。そしてやはりキャラクターの魅力という点での面白さ。
すべてが揃っていないと絶対面白くない、とは過言ですが(勿論上記に示したもの以外にも小説の面白さのエッセンスは沢山ありますし)、少なくとも上記の幾つかで足りない分を補い合う必要があります。

ストーリー展開の演出
キャラクターの個性的魅力
なにより書き手のセンスと知識と知恵これか非常に重要です。
センスは言葉選びだったり言葉遣いだったり台詞回しだったりもするのですが、このセンスは先天的才能でありどうにもならないというのが定論ですが、私はそうは思いません。
ここでいうセンス、そしてそのセンスが影響しているであろう小説の構成要素は後天的な事でどうとでもなるのです
それは、人間関係です。
台詞やキャラ自身の性格は作者及びその近辺の人間から多く影響されます。人間関係が薄弱で生きて来た作者の小説にはそれが明らかに足りない。面白い伏線の張り方やトリックは知識として、本を読めば身に着きます。
しかし登場人物自身やその人間関係は体感するというのがもっとも強く、わかりやすく身に着きます。そうするより他に無いとも言えるかも知れませんが。
ペラッペラの関係から面白いという感想は出ません。
「何かしたい!」と強く心動かされるような本は、いつも面白いものです。



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カテゴリ: ひと  じぶん 

懐かしい夢の話



嘘をつく人が嫌いだ。
それは僕が僕を嫌う理由の一つ。
昔――と言えるほどの時は経っていないかもしれないが――ある人に「自分のことが嫌いだ」と言ったことがある。
そういう内容の事は今までに何人かに言ったりしたことがあって、別に“告げた”と言う事実事態にさして特別な所は無かったんだが。
僕は、その後の、彼女の返答に驚いたんだ。

どうしてそんな事を言う状況になったのか、今はっきりと思い出すことは出来ないけれど、たしかその時は学校からの帰り道で日も沈みかけていた頃だったと思う。
いつも思っていることだったから、僕は特にいつもと変わらない声の調子で、表情もさほど変化させずに“それ”をポツリと呟いた。
何の気なしに言った言葉に対する反応だし、別に大きな期待もしていなかったのだが、全くの無反応というのもちょっと困ってしまったので僕はつい彼女の方を見てしまった。正確には“彼女がいた方向”なわけだが。
並んで歩いていたはずの彼女は気づくとそこには居らず、僕の少し後ろの方で立ち止まっていた
斜め下の方を見ていたからはっきりとは見えなかったが、その立ち姿からなんとなく彼女が怒っているような空気を察知した僕は
「えっと・・・・・なしたの?」
と、文字で書いてもわかるくらいに恐る恐る近づいて、訊いてみた。
顔を上げた彼女は口を真一文字に口を結んで僕を見つめた。普段は明るく、快晴のような笑顔の似合う彼女がみせた突然の表情に僕はついひるんでしまったのだった。力のこもった黒目勝ちの円らな瞳は涙に濡れている・・・・・・ように見えなくも無かった。
問題は彼女が怒るにしろ泣くにしろ、タイミングや状況的に原因がこの僕であることは明らかで、だったらどっちになるとしても僕はここで何らかのフォローをしなくてはならない。いや、するべきだ。
しかし、思うだけなら誰にだって出来る。問題は“何をするか”なのだが・・・あー・・・果たしてこのなにもわからない状況で一体何ができようと言うのか。
僕の苦手な“真面目な空気”に、耐え切れず目を逸らしてしまったところでやっと彼女が口を開いた。
「どうしてそんな悲しいこと言うの」
言葉の内容からして恐らく語尾にはクエスチョンマークがついて然るべきなのだろうが、僕の心境と彼女の声の勢いから問いかけのニュアンスを感じ取ることは出来なかった。

「悲しい」というのは、あまり言われ慣れていない感想だった。
「そんなこと無い」とか「なんでそう思うの?」とかいった範例的な返答を差し置いて出てきた彼女の「悲しい」という感想に、僕は
「・・・悲しい?」
と、言われたことをそのまま返すことしか出来なかった。
それからまた、暫くの沈黙があって
「自分のことが嫌いだなんて、そんなの淋しすぎるよ」
そういえば、彼女は前に「自殺は淋しいからしちゃいけない」と言っていた。僕は“淋しい”より“悲しい”じゃないかと思ったのだが、彼女が言うには
「自分を殺すっていうのは、最終的には誰の為にもならないじゃない。別に誰かの為に生きることが素晴らしいとか言いたいんじゃなくて・・・自分で自分を殺しちゃったら、そりゃあ自分を苦しめる誰かから逃げることは出来るでしょうけど、それと同時に自分を認めてくれる人を否定するって事じゃない?どんなに散々な人生を送ってきたあんたにだって、それも全部ひっくるめて認めてくれる人はいるでしょうよ。愛なんてくさい言葉は遣いたくないけど、自分を殺すって事はそういう愛情も否定するって事なのよ。そんなのって、すごく悲しくて、淋しいことじゃない」
彼女のマシンガンから放たれた銃弾は、僕に息継ぎの暇も与えず飛び去っていった。
一度火がつくと炎になって灰になるまで収まらないのが彼女の性分なのだが、その時ばかりは午後の予鈴と移動教室に阻まれ強制終了させられた。
その後も「せめて支えてくれた周りの人たちに恩返ししてから逝くべき」とか「そもそもせっかく授かった命がもったいないとは思わないのかしら」などとだいぶぼやいていたが、放課後近くにはもうすっかりいつも通りの明朗快活な姿を取り戻しており、それを横目に僕もいつも通りによれた鞄を肩に提げるのだった。
と、そこまで思い出してやっとそれが今日の出来事だったと気づくこの脳みそは一体どんな原理で動いているのか、もとい正常に動作しているのか、疑問を感じずにはいられなかった。

ところで彼女の方はというと、これほど僕が黙っていたのだから今日の昼の分もまとめての集中砲火が降り注いでもよかったのだが、意外なことに彼女もまた僕と同様に黙ったままで俯いていた。
人通りは少ないとはいえ路上で一定の距離を置いたまま向かい合ってただただ立ち尽くす姿は、はたから見ればおかしな光景で、時間も過ぎてゆくだけだし何より恥ずかしかったので、僕らは帰り道の続きを歩き出した。
「帰ろう」と声をかけても彼女はだんまりを決め込んでいたので歩き出すのにもまた時間をかけてしまったが、そんなことより僕はこのぽっかりと空いてしまったこの隙間をどうやって埋めようかということで頭がいっぱいだった。
2,3歩後ろにはつま先を見ながら歩く女の子がいて、こんな風になった原因はなの僕だからいっそ一思いに謝ってしまおうかとも考えたが、理由もはっきりしないままに謝ってしまうのは自分自身の僅かばかりのプライドが許してくれなかった。

足音をBGMに、無言のまま歩くうちにとうとう彼女の家まで到着してしまった。
普段なら、笑ってない時間の方が少ない彼女が扉の向こうに消えるまで眺めてから、小さな達成感をかみ締めつつ帰宅するのだが、今日のこの状況でその達成感は味わえそうに無い。というよりこのまま今日が終わるのはすごく不愉快だった。
その気持ちは彼女も一緒だったのか、とれとも不思議な念波で伝わってしまったのか、気づかぬうちに声に出していたのかは定かではないが、彼女もまた公道のぎりぎり内側に突っ立っている僕と同様に、玄関の扉の一歩手前で立ち止まっていた。
未だに俯いたままの背中にかけるべき言葉が最後まで見つからなかった僕は結局それを言ってしまった。
「ごめん。」
理由はわからないけど謝っとけばなんとかなるだろ。などといった短絡的な考えで言ったつもりは全く無かった。
ただ、帰り道はいつものことでも、僕にとってその時間は何物にも変えがたい楽しい時間で、それはきっと、たぶん彼女にも同じことだろうから・・・・・それを僕の発言で潰してしまったのなら、謝るより他にすべきことが見当たらなかったからだった。
「それ、前にも聞いたよ」
小さな背中は小さな声で呟いた。
「謝るのはもういいから。  私がいること・・・忘れないで」

いつもより2時間以上遅い帰宅時間について母親からこっぴどく叱られた後、冷え切った飯をさっさと片付けてから部屋に戻り、制服のままベッドに寝転んだ。
それから、彼女の最後の言葉の意味を考えているうちに眠ってしまった。
言われた直後の、首筋の辺りがあったかくなるような不思議な感覚と、彼女の囁くような声の中で、僕はとても幸せな夢を見た。



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カテゴリ: いのち  きをく 

謝罪

私は、たまに小説のようなものを書いたりするのですが、さっぱり向いているとは思えません。
一体なぜそんな事をするのかというのは私にもわからないのですが何故だか自分でも知らぬ間にネタを考えていたりしてしまうのです。
考える事も書く事も、それはもちろん体力を使いますし時間だって有限ですが、真剣に空想をする時間というものには例えようもないほどに幸せを感じます。
だったら勝手に書いていればいいじゃないか。と言いたくなるのは私も同じです。確かにやりたい理由があるのなら勝手にやればいいだけの話な訳ですが、趣味といえども小説ならば誰かに読んで評価して貰いたいというのが親心です。
しかしながら先述の通り私は未だ私に才能を見出だせずにいるわけで、それが今の迷いの原因なのであります。
さて、私がこうもきっぱり自分に才がないと言い切るには幾つかの理由がありまして
私が自身を嫌っているというのもその一因かもしれませんが直接的な原因としてはまず“センスの無さ”という所でしょう。
話のテーマや大まかな流れを見つけても書きだす事が出来ないのです。
それは冒頭で強い印象を残そうという計算の所為かもしれないのですが。
また問題は一つではなく“集中力の無さ”というものがあります。
もはや致命的とも言えますが、これがまた重症なので困りものです。
そして三つめが、恐らく年のせいでも、ましてや病気に原因があるとは思い難いですがそれすらをも疑ってしまうほどの“記憶力の無さ”です。
後の二つは組合わせの悪いことこの上なく、どう悪いのかと言われれば、例えば私が運良く素敵な話題を見つけたとしてもその集中力を維持できず、それを文章ないしメモに書き起こしているうちに記憶の彼方へと消え去ってしまうのです。
脳が活発に働いている時などはもっと悲惨で、ごく僅かな時間に沢山の案が浮かび上がるまではいいのですが、それらは次の瞬間には塵ほどにも残っておらず、呼び戻そうという行為によって最新の案までもが消し去られるというしまつ。
最後に残るのは「思い付いた」という過去の栄光と「全て忘れた」という残酷な傷跡だけで、私はただただそこに立ち尽くすだけなのです。


ここまで書いて結局なにを言いたいのかというと、これから何らかの間違いでここにそんな物が現れるかもしれませんが、そんな時は目尻眉尻でなく口角を、ほんのり上げて見て頂ければ。と、それだけなのです。
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カテゴリ: じぶん